製品情報
エンツオは、パラグライダーの新しいクラスを象徴するものです。EN D認証登録されたオープンクラスのコンペ機です。このグライダーは、通常オープンクラスのグライダーに備わっている飛行特性、挙動、安全性、性能を持っており、EN認証登録はされていますが、熟練した「オープンクラス」パイロットのみが安全に飛ばせることができるものです。我々は、このグライダーは別のクラスに分類されるものだと感じています。なぜなら、通常EN Dレベルのグライダーに期待する扱いやすさとか受動的安全性レベルを持ちあわせていないからです。エンツオは、レースのためにデザインされ、2012年シーズン以前にオープンクラスのグライダーに乗っていたトップレベルのパイロットの要求に合わせて作られています。
エンツオは、我々の最新のリサーチグライダー、R10.2/R11と同じプランフォームを使用しています;我々は、エンツオがリサーチプログラムの認証登録されたバージョンである事実を絶対的に明確にしておきたいと思います。高アスペクトのデザインは、素晴らしい沈下率、滑空比そして妥協を許さないオープンクラスの感触をもたらします。ベビーHPPから発展した全速度域で高レベルの安定性を生み出す翼型を使用しています。AおよびBライザーだけのハイブリッド2ライナーであるので、2ライナー同様積極的にBライザーコントロールで飛ぶ必要があり、最新世代の2ライナーに要求される技術を理解して飛ばなければなりません。
エンツオの性能は、R10.2とほぼ同じです;最良滑空比で0.1そして認証登録を通すために最高速度を減少させました。
オゾンのレンジの中での位置づけをはっきりさせます:認証登録されてはいますがエンツオは、それでもコンペ機でありM4の後継機では有りません。テスト結果に惑わされないでください。もしこのグライダーを考えているなら、テスト結果ではなく我々の説明に耳を傾けることがもっと重要です。エンツオは、通常EN Dクラスのグライダーを選択するパイロットには適していません。安全に飛ばせるには、R10.2/R11と同じパイロットレベルと同じ飛行テクニックが要求されます。非常にハイレベルのグライダーコントロール、SIVに関する詳細で最新の知識、2ライナーをつぶさずに飛ばせる技術を持ったPWCレベルのパイロットのみに適しています。これらの最新のテクニックに馴染みのないパイロットは、この高アスペクトグライダーのコントロールを失い、回復不能な状況に陥る可能性があります。わずかでも疑問があるなら、このグライダーはあなたには向いていません。
エンツオの開発における我々の使命は困難なものでした:R10/R11と同じ性能を、最近のルール変更により認証登録されたグライダーで達成する。我々はその結果に満足しており世界中のオゾンに乗る熟練したコンペパイロットがR10やR11で達成したのと同様な成功をエンツオで収めることを期待しています。しかしながら、このタイプのグライダーは、これまでの認証登録されたグライダーを安全に飛ばすために要求される技能レベルより高いレベルが要求される別のクラスに分類されるべきであると信じていることを強調せざるを得ません。