ゼオライト２GTの開発プロセスでは、フォトンおよびゼオライト２XD (2023年Xアルプスに参戦したデザイン) から技術を引き出しました。この強力な DNA の組み合わせにより、ハイクアンドフライ、ビバークフライト、本格的なXCのための快適で効率の高いツールが生まれました。

デザイン

翼型は、スピードおよびハンドリングの分野において最新の進歩を反映しながら発展したものです。主に、利益は新しいエアーインテークの位置からもたらされています。

アスペクトはわずかに増していますが、依然としてこのクラスでは控えめで、強いアルプスコンディションにおいても大変快適です。セル数は７セル増えましたが、新しく洗練された構造により重量を増加させることなく性能のアップを実現しています。

飛行中

受動的安全性および潰れの挙動は、翼の後部におけるコード方向のライン保持が良くなったことで向上しています。向上したサポートにもかかわらず総ライン抵抗は先代より少なくなっています。新しいスパン方向の構造はフォトンに似通った完全な３セルブリッジで出来ています。これによりライン取り付け数に対する最良のダイアゴナルパネル比となり、効率を向上させながら軽量化を維持することが可能になります。

フォトンそれともゼオライト２ＧＴ？

ゼオライト２GTはより速く、俊敏でより経験豊富なパイロット向けです。ゼオライト２GTのアーチおよびウイングレットの無いデザインは、潰れからの良い回復挙動を保持しながら可能な限り最高のサーマル経験を提供しますが、乱れた気流中でのパイロットへの負荷はフォトンより大きくなります。ゼオライト２GTのピッチおよびロール安定はフォトンより低いので強いコンディションではより正確なコントロールが要求されます。フォトンより約１ｋｇ軽量でパッキング容量も小さくなっています。両グライダーの耐久性は似通っています。