製品情報
2ライナーのデルタをベースに開発された第5世代モデルは、快適性、操作性、そして性能において新たなベンチマークとなるべくデザインされています。アルピナは、コンパクトで軽量なパッケージながら、その伝統的な機敏性と操作性を継承し、さらに高速飛行時の効率やコントロール性能を向上させています。
パイロット
中級から上級レベルのパイロットで、さらにスキルアップを目指している方のために設計されたこのモデルは、2ラインテクノロジーへの移行に最適な入門機です。ハイエンドBクラスの機体からステップアップしたい方、あるいは、より低いアスペクト比で卓越した安定性と操作性を兼ね備えた2ライナーパラグライダーのコントロールと性能を望む経験豊富なパイロットにも適しています。
テクノロジー
アルピナは、当社のアスペクト比が最も低い2ライナーの軽量パラグライダーです。ライトをベースに、長年にわたる競技経験と2ライン構造に関する技術ノウハウを惜しみなく投入して開発されたアルピナは、実績のある軽量内部構造デザインを採用しており、過酷な環境下でのXCフライトに最適な、コンパクトで信頼性の高い機体となっています。2ライン構造により、迎角を直接的にコントロールでき、ライン抵抗も最小限に抑えられ、これほど低アスペクト比のパラグライダーとしては類を見ない優れた性能と操作性を実現しています。前モデルと比較して、立ち上げ性能、飛行性能、加速時のコントロール性などが向上しており、総合的扱いやすさや「真の性能」という当社の理念を損なうことなく、あらゆる面で進化を遂げています。
重量軽減は、ゼオライトGTの開発で得られた複雑な内部構造によるものです。この超軽量内部構造により、キャノピーの重量が減少し、操作性も向上しながら、強度と剛性は維持されています。また、この構造により、強い風速下でもスパン方向の一体感を失わず翼の形状が崩れないので、乱流を効果的に吸収できるため、どんな状況でも安定した操縦性を発揮できるという、非常に優れた特性を備えています。
認証
アルピナ5のすべてのサイズはコラプスラインを使用してEN-C認証を得ています。
飛行中
アルピナ5は、前モデルと同様の優れた操作性と真の性能を継承しながら、より容易な立ち上げ特性と優れた速度コントロールを実現しました。無風状態でも素早く安定して立ち上がり、強風時でもオーバーシュートすることはありません。2ライン構造により、加速時の操縦性が向上し、直感的な操作が可能となり、乱気流中でも最適な迎角を維持しながら速い速度を維持できます。デルタ5と比較して、キャノピーが軽いアルピナ5は、地上での立ち上げが速く、離陸が容易になります。また、空中で操縦感覚が向上し、ブレーク操作への反応がより迅速で、全体的な機敏性もわずかに向上しています。
翼端折り操作は、AR3あるいはBR3のどちらを使用しても可能です。AR3は、操作開始時にある程度の力が必要です-―我々は、通常の飛行時の翼端の剛性を損なうことを望まないので――が一旦翼端が折れれば、あらゆる速度域で安定した姿勢を維持できます。BR3を使用した場合、AR3ほど効果的ではありませんが、操作開始が容易で、復帰も迅速です。
アルピナ5は、Bハンドルの高さを調整できるライザーが装備され、あらゆる体格のパイロットに最適な操作性を提供します。


デルタ5の設計において最優先事項だったのは、翼の効率と強度を最大限に高めることでした。アルピナの開発では、より高価な素材と高度な製造技術を用いることで、全体の重量を削減することに成功しました。内部構造には、より多くの補強テープと、最も高機能で軽量な生地のリブにより多くの穴をあけました。その結果、内部構造のパネル部分の面積に対する開口部の割合が大きくなりました。...