ジオシリーズの頂点！草分けとなるオゾン・シャークノーズ技術およびオゾン中級クラスのグライダーの性能を押し上げたデザイン要素を採り入れたジオ５は、先代より数グラム重くなりましたが他のオゾンＸＣグライダー群と比肩する性能を備えています。

ジオの血統

初代のジオは、幅広いパイロットを対象とする手に入れ易くかつ汎用性の高いグライダーと言うパラグライダーの新しいクラスを生み出しました。シリーズが進化するにしたがって、軽量素材の進化およびキャノピー全般の数百にもわたる細かい構成要素を最適化することで重量とパッキング容量も進化してきました。しかし最も重要なことは、ジオシリーズにおける本当の進歩は性能にあることです。そしてジオ５はシリーズの頂点となります。ジオ５はバズＺ５をベースとしています。

性能

ジオ５はオゾンの最新のＸＣおよびコンペレベルのグライダーをクラストップへと押し上げたものと同じ性能拡大デザイン要素を取り入れています。特筆すべきはジオ５は特許取得のオゾン・シャークノーズ翼型とリーディングエッジを導入していることです。オゾン・シャークノーズはこのスポーツにおける最も重要な技術的躍進の一つであることが実証されました。あらゆる迎角およびスピードにおける性能、剛性そしてハンドリング特性を向上させます。

空力的にジオ５の翼型およびキャノピーは大変クリーンです。また最新世代のプログラムを使用してデザインされているため、形状抵抗および翼端渦を低減する、より空気の流れに合わせたセルを生み出しています。キャノピーはさらにクリーンなリーディングエッジを生み出す３Ｄシェーピングの採用およびきれいな上面を形成するために３セル増やして最適化されています。そして新しくなった内部構造と最適化されたライン配置によりラインを追加したりグライダーの重量を重くしたりせずに３セルを増やすことを実現しています。

ジオ５のアスペクトは変更なしです。アスペクトを増加させることは性能を上げるための簡単な方法ですが、受動的安全性を著しく損なってしまいます。したがって我々は、この重要なデザイン上のファクターを推し進めることに否定的です。その代りに安全性を犠牲にすることなくジオ５の性能をクラストップのものとするために、キャノピーの抵抗減、ラインレイアウトの最適化、総ライン長減そして新しい形のシャークノーズ開口部の作成に焦点を当てました。ジオ５の性能アップの特徴は、受動的安全性を減ずることなく滑空比とスピードをアップすることが出来たため、”無償のアップグレード”と言えるでしょう。

ジオ５は、距離を飛ぶようにデザインされ、アクセルシステムに採用されたボールベアリング入りプーリーは軽く動作して長距離ＸＣフライトを快適なものにします。ジオ４と比べトップスピードでの滑空性能は著しくアップされ０．５プラスとなっています。

パイロット

ジオシリーズは非常に万能な軽量グライダーを望んでいるパイロットを対象としてデザインされています。才能の有る初心者から最も経験を積んだパイロットまでの幅広い層に適しています。年間の飛行時間が少なくとも３０~５０時間あるパイロットに推奨されます。それより経験が豊富なパイロットはジオ５の活発な大気中のリラックスさせる動き、立ち上げの易しさー山岳での本当の利点となる性質を評価することでしょう。