製品情報
コンペ機の性能が認証登録機に。
オゾンは、セールデザインや翼効率において革命的進歩をとげたベビーHPPやR10と言ったコンペ機で国際大会の場でトップに登りあがりました。そして今、コンペ機の性能をシリアルクラスのグライダーに求めるパイロットへM4をリリースします。
我々のM4での使命は、EN Dクラスの中で性能を最大限のものにすることでしたが、真の性能をないがしろにすることはありませんでした。最新のテクノロジーの進歩により滑空性能で0.8アップさせたにもかかわらず、M3の安心感および安定性を継承しています。つまり、M4の性能はシリアルクラスとしては革命的ではありますが、楽しさ、敏捷なハンドリングそしてEN Dクラスの受動的安全性が、我々オゾンにとって絶対的優先事項でした。マントラシリーズは、性能が良いだけではなく飛んで楽しく取り扱いやすいEN Dクラスのグライダーとしての伝統を作り上げてきました。我々は、飛ぶのが不安で難しいコンペ機を認証登録させるためにセッティングを変えたものは望んではいませんでした。我々が望んだのは、飛ぶのが楽しく、かつ最も過酷な条件下でもその実力をすっかり使えるようなグライダーでした。
M4は、マントラR10を近年における最も成功をおさめたコンペ機にしたものと全く同じコンセプトとEN Dクラスのパイロットのお気に入りとなったM3のハンドリングと敏捷性を融合させることで開発されました。セールテンションとライン取り付け位置は共に、デザインの進歩には、大変重要な要素です。多くのプロトタイプが、これらのデザイン要素を極限までバランスさせるために必要でした。その結果、比類ないハンドリングを持ちスムースで安心感のあるフィードバックを提供するグライダーが完成しました。パイロットに伝達されるサーマルの情報は容易に活用でき、ノイズを取り除いたフィードバックは長く乱れたフライトで神経を使わずに済みます。
マントラM4は、実際のフィールドで全てのスピードレンジで飛ばすことができ、乱気流中でもその剛性と効率を感じることができます。真の性能は、実際のコンディションでの性能ならびに、最も必要とする時にその限界まで使用できるスピードレンジを意味します。
アスペクト比と高性能
我々の他の高性能機と同じように、1段下のクラスの良好な特性を保持するために、控えめなアスペクト比を維持することに集中しました。M4は、EN Dクラスのトップの滑空性能がありますが、そのハンドリングと敏捷性は、そのような高性能のグライダーとしては驚くほど優れています。これは、控えめなアスペクト比に負うところが大です。グライダーの性能を上げる最も手っ取り早い方法は、アスペクト比を上げることですが、我々はそうはしませんでした。その代わり、翼型とライン径を最適化することで有害抵抗をはじめとする総抵抗を軽減することに集中しました。M4はまた、これまでのシリアルクラスに使われた中で最も効率の良い翼型と最も洗練されたパネル技術を採用しています。これらのデザイン要素により安全性や安心感を全く犠牲にすることなく競争を制し、ガーグルでトップに上りことができるものに仕上がりました。
マントラM4は、年間に100+時間飛び、高アスペクトのグライダーによるSIV(マヌバートレーニング)を良く理解している経験豊富で力量のあるパイロットに適したグライダーです。EN Dクラスの安心感でクロカン・コンペにおける真の性能を必要とする最も識別力のあるパイロットのためにデザインされています。
M4用トリマーライザー
特に経験が豊富なXCパイロットあるいはコンペパイロット用にマントラM4用”レース・ライザー”を用意しています。それらはオプションでグライダーとは別にオーダーしなければなりません。重要:このライザーを取り付けることにより、グライダーの認証登録は無効になります。自分のリスクでそうされるようにお願いします。
―トリマーは必要な時に上昇・沈下率を改善するためにトリムスピードを遅くするために使用することができます(トリム幅2cm)。
―トリマーは長いグライド中アクセルを使わずに楽にトリムスピードを上げるために使用することができます(トリム幅6cm)。
―より速いトップスピードとキャノピーの一体感を出せるように、アクセル幅を大きくしさらに翼端での効率を上げるように改造されています。
―トリマーとアクセルは好みのどのような組み合わせでも使用できます。
―この特性ライザーを取り付けることによりグライダーの認証登録は完全に無効となります。