第17回FAIパラグライディング世界選手権、トュクマン、アルゼンチン、11月2~12日
Published on:
31 Oct 2021
1991年、ロビー・ウイット―ルは史上初のパラグライディング世界チャンピオンに輝きました。
したがって、ここアルゼンチンで30年の世界選手権を祝うことができることを嬉しく思います。ほんの数週間前でさえ、誰もそれが開催できるとは思っていなかったので、この大会は特に特別です。競技委員長のセルジオ・ブジャザと実行委員長のマティアス・フォルティニは当時達成不可能と感じられた任務を主催してパラグライディングの歴史書に名を残しました。
大会は11月2日に始まります。競技日は最大10日あり、表彰式は11月23日に行われます。
大会はブエノスアイレスの北西1,250kmに位置するアルゼンチン北部のサンミゲル・トュクマンの町の近郊で開催されます。パイロットは、平野がアンデスの丘陵地帯と出会う場所であるロマボラの高さ1350mのジャングルの尾根から離陸します。 パイロットは、正面の平らな農地、つる性の植物で覆われた斜面、北の乾燥した平らな土地の上を飛行します。
FAIパラグライディング世界選手権は2年ごとに開催され、国別および個人のタイトルが与えられます。
各国のチームは最大5人(1人の女子を含む)のパイロットから編成されベスト2の得点で競われます。各国チームのメンバーに選ばれなかった選手でも、FAIの参加資格に合致すれば参加することは可能です。
この世界選手権は、多くの新進気鋭の新しいパイロットが彼らの代表チームでの地位を証明するチャンスになるでしょう。37か国からの150人のパイロットが参戦します。
南米の3つのチームは、表彰台の候補として際立っています。アルゼンチンは非常に熱い選手と多くの地元の知識を持ち明らかな本命です。ブラジルとコロンビアも、非常に最新調子の良いパイロットが多数いるフルチームを擁立しています。
ヨーロッパからはオーストリア、チェコ、ハンガリー、ポーランドそしてスイスが男子4人、女子1人のフルチームで参戦しています。彼らは最近ヨーロッパで再スタートした多くのワールドカップに参戦しています。
小さいながらも完璧に形成されたチームがたくさんあり、北マケドニアとセルビアは一見の価値がある2つと言えます。
アジアからは日本チームが参戦し、もっとメダルを望んでいます。韓国はこれまでのところ、ここにたどり着くまでにほとんどの時間:それぞれ120時間、を空中で過ごしてすべてのメダルを獲得しました。望むべくは、航空機の変更後、彼らの次の停車地はチームの表彰台になることでしょう。
米国からのパイロットは、最もキャンセルされたフライトの記録を保持しています。次の2週間のフライトはすべて予定どおりに離陸することは約束されています。
フランスチームは本命ですが、ロマ・ボラは彼らのチームプレーヤーの多くが慣れているアルプスの条件とは大きく異なります。ドイツチームは、この大会で最も経験豊富なパイロットとベテランの何人かと言った必要不可欠な要素を持っています。チームの競争は、単に個人としてではなく、チームプレーヤーとしてどのようにすればよいかといった戦術と知識に依存することがよくあります。
個人の戦いにおいては数名の本命視されている選手が参戦しています;2018年ヨーロッパチャンピオンのテオ・ワルデン;2017年世界チャンピオンのピエール・レミ;2016年ヨーロッパ、2015年世界チャンピオンのオノラン・アマー;2014年ヨーロッパチャンピオンのトルステン・シーゲル;2012年ヨーロッパチャンピオンのヤッセン・サヴォヴ。
総合ランキングで上位を狙い、女子表彰台に立ちそうなのは、元女子ヨーロッパおよび世界チャンピオンの福岡聖子・ネヴィル;元女子世界チャンピオンのクラウディア・ブルガコウ;そして元女子ヨーロッパおよび世界チャンピオンのペトラ・スリヴォヴァ。
2020年パンアメリカンチャンピオンのブラジルのラファエル・サラディニそしてアルゼンチンのシャオイン・カオも2012年アジアチャンピオンの平木啓子とともに本命視されています。
スコアリングに関して言えば、各パイロットのスコアは距離得点、時間得点そしてリーディング得点の3部分から構成されています。毎日最大得点1000点に対するスコアが得られます。
さらなる情報は、ここへアクセス: https://airtribune.com/17th-world-paragliding-championship-tucuman-argent/blog
こうご期待!
テキスト提供:ルス・ジェソップ
写真提供:ヴェソ・オフチャロフ