製品情報
デルタは、オゾン性能研究プロジェクトならびにオープンクラスの一連のグライダーにより得られた技術的革新をじかに取り入れています。デルタで達成する使命は、安全性を損なわずに効率をアップすることに集中し、2/Cクラスでの性能を確実に最大にすることでした。その結果、最も要求の厳しいパイロットでさえも満足させうる素晴らしいハンドリングと敏捷性を継承することができました。ワールドカップで優勝したベビーHPPに触発されすっかり新しくなった翼型とそれを可能にした我々のデザインプログラムの進歩によりスポーツクラスにおいて、これまでで最もクリーンで進歩的な翼を作り上げました。デルタの性能は、このクラスでの新しい基準となることでしょう。
実際の大気中での真の安定性
我々は、南フランスアルプスの乱れて難しいコンディションの中でグライダーをテストしています。活発な大気中でのデルタの性能は、我々の予想をはるかに上回るものとなりました。デルタは、降りるところのない地面上空を、安定して効率良く滑空し、グチャグチャで乱れたサーマルでさえも雲底に導いてくれます。真の性能が我々の追い求めるもので、デルタにおいてこれは、実際のコンディションで完全に使うことのできるスピードレンジを意味します。ロンスタン製の超スムースなプーリーは、アクセルによる加速ならびにピッチコントロールが活発な大気中での楽しみとなります。リーディングエッジの補強は、乱気流中アクセルを使用しているフライトでさえ剛性感と安心感をもたらします。
アスペクト比―難しいバランス
どのカテゴリーのグライダーでも、性能を上げる最も簡単な方法は、フライトテストをかろうじてパスするところまでアスペクト比を上げることです。これは正に、我々が取らなかった方法です。アスペクト比を上げ過ぎると、グライダーの取り扱いが難しくなり、インシデントからの回復が悪くなるなどハンドリングと受動的安全性にすぐに問題が起きます。デルタのアスペクト比は、控えめな5.85です。しかしながら、デルタの性能は、草分けとなったベビーHPPならびにマントラR10シリーズのグライダーに使われた内部構造と翼形状の進歩により、2/Cクラスで確実にトップのものと言えます。
効率
デルタの効率は、オゾンをワールドカップの頂点へと押し上げたものと同じ欲求により達成されました。デルタのトレーリングエッジに配されたマントラR10スタイルのミニリブ、進歩したラインプランを可能にした新しい内部構造により滑空性能とスピードの敵である有害抵抗を大幅に軽減することができました。驚くべき33%に上る総ライン抵抗の軽減は、何物も犠牲にすることなく性能のアップをもたらし、滑空性能とスピードにおいて他社の追随を許さないものとしました。また、注意深く控えめに抑えられたセールテンションと平面形の調整により、ロール安定を増大しグライド時の安心感をアップさせました。
敏捷性
安心感を犠牲にするほどアスペクト比を過大にせず、セールテンションを注意深く抑えることで、デルタのハンドリングと敏捷性は、実際に試して実感してほしいものに仕上がりました。これほど満足させかつ驚かせる性能とハンドリングのコンビネーションを持ったグライダーに乗ったことはこれまでありませんでした。典型的な性能アップは、ハンドリングを犠牲にするものですが、このグライダーに我々が力を注いだ性能の向上は、全体のハンドリングと敏捷性を損なっていません。どのグライダーよりも遠くへ導いてくれ、軽快で飛ぶのが楽しい2/Cクラスのグライダーを探しているなら、デルタがあなたの求めているものです。
総合的真の性能
受動的安全性や敏捷性を犠牲にしていない2/Cクラスのグライダーで、最高の性能を求めているスポーツクラスのパイロットは、デルタに安心感を感じることでしょう。デルタの抜群の安定性、高速での潰れ難さは、「真の性能」の最も良い見本と言えるでしょう。総合的な扱いやすさ、高い性能、そして加速時の安定性を持ったデルタは、実際の大気中での本格的なクロカンフライトに理想的なグライダーと言えます。