サント・アンドレ2016ワールドカップとゼノ
Published on:
12 Sep 2016
先週ワールドカップ選手は9月3日~10日の日程で2016年度の第4戦が開催されたサント・アンドレに集結しました。
悪天候の2日間の後第1タスクー79.2kmのレースがセットされました。その次は115.2kmでオゾンチームパイロットのヤッセン・サヴォヴが勝利しました。彼は第2パイロンを取ってから集団から抜け出しゴールまでレースを引っ張りました。地球上で最も速いパイロットの一人として知られているヤッセンは2番手のパイロットのルック・アーマンにほぼ5分の差をつけゴールラインをクロスしました。
5日目には72.25kmのレースがセットされましたが昼前にテイクオフのコンディションが危険となったためストップされました。6日目には102.37kmのレースが組まれ先頭集団の7人のパイロットが48秒間にゴールしました。最終日に60kmのタスクが組まれましたが先頭集団が3番目のパイロンを取ったところでコースライン上で積雲が発達したためストップされました。
3タスクが成立し総合優勝はマキシム・ピノ、そしてアネシーでのアクロ世界選手権で優勝したばかりのオゾンチームパイロットであるフェリックス・ロドリゲスが続きました。フェリックスは、これまでのベストパイロットの一人であるばかりでなく大会で最も安定しているパイロットとして我々の愛するスポーツの物語を書き続けています―年をとればとるほど飛びが上手くなっています!マキシムとフェリックスはエンツオ2に乗っていました。
そして我らがルック・アーマンが新しいシリアルクラスのゼノに乗って総合3位となりました。
女子表彰台は同じくエンツオ2に乗るカースティ・キャメロンがトップになりました。福岡聖子もまだ認証を取得していないゼノのMSをテストしながらサント・アンドレに来て、大会には参加していませんでしたが、いつもの様に信じられないくらい良い飛びをしました。
以下はゼノについての聖子のコメントです:
「初めてゼノをタスク1で飛びトップ15以内でゴールしました!その日の終わりに私の体はエンツオ2に乗った時よりずっと疲れていませんでした。グライダーはより安定して、他のCCCグライダーではアクセルを全開できないような強いコンディションでさえもほぼ常にフルスピードで飛ぶことが出来ました。おかげで他のコンペ機を飛び負かすチャンスを得ることが出来ました。サーマルでの上げはより楽で効率よく、サーマルに遅れてたどり着いても先行するパイロットに上げで追いつくことが出来ました。ゼノの軽いブレークは長距離フライトにおいてエネルギーレベルを温存するのに大きなアドバンテージとなり、私が特に気に入ったことは:グライダーに任せれば自動的に好ましいライン取りをしてくれることです!!!;-) ゼノのテストフライトを終えて、新しい記録の挑戦にはこのグライダーに乗ることに決めました!」
聖子、ゼノを気に入ってくれたことに喜んでいます。そしてゼノが多くのパイロットのお気に入りになることを確信しています。
全てのパイロットにおめでとう。
ではまたチーム全員より!
全成績はここで。