製品情報
マントラR10
マントラR10は、動きが良く安心感のあるオープンクラスのグライダーのマントラRシリーズと革新的なグライダーBBHPPとの完璧な融合体です。
2010年8月更新:R10とR10.2がショック荷重試験をクリアしました! 共に、オープンクラスの通常荷重試験を既にクリアしていましたが、先ごろショック荷重試験も実施しました。 多くのメーカーは、ショック荷重試験はクリアしそうにもないということで、実施しを中止してきました。我々は、2ライン並びに3ライン共にショック荷重試験をクリアしたことに満足しています。
我々のR10に対する使命は、重大で困難なものでした:R09より扱いやすく安心感があり、BBHPPに匹敵する性能を実現する。我々は結果に満足し、使命は達成されたことをお知らせできることを嬉しく思います。
R10は、BBHPPプロジェクトからの革新的内部構造によるカーボンを使用しない3ラインデザインです。R10は、初代2ラインデザインに匹敵する性能を、3ラインの安心感と扱いやすさで実現しました。これは、過度にアスペクトを大きくすることなく達成され、荒れたコンディションでもより扱いやすく、クラヴァットし難い、真の性能を出すには決定的な要素、を生み出しています。
R10には、BBHPPと同じ進んだ翼型と、似通ったラインデザインと最適化されたセールテンションを採用しました。R10のアーチと翼端は、BBHPPをもとに開発されました。
新しいR10は、すべてのオープンクラスのコンペティターに国内からワールドカップレベルまでの大会で乗ってもらって勝利するようにデザインされました。R10の純粋の性能はBBHPPに匹敵するものですが、本当の特徴としては、真の性能にあります。つまりその安心感と扱いやすさです。究極の滑空性能とスピードに加え、誰であれコンペパイロットなら瞬時に評価するであろう真のオゾンハンドリングとコンパクトで均整のとれたフィーリングで、R10は勝利するために必要な要素をすべて持っていると言えます。
マントラR10.2
BBHPPの大成功により、究極の性能に対する要望に答えるべく、R10をさらに革新させることを決断し、2ラインデザインを完成させました。
これは、我々が2010年にリリースする最も高性能のコンペ機で、絶対的な最高性能を要求する非常に経験を積んだコンペティターに向けてデザインされています。高レベルのグライダーコントロールができるワールドカップクラスのパイロットのみにふさわしいものです:もしあなたに自身がないならば3ラインにしましょう。このグライダーについての質問は、各国のオゾン代理店にコンタクトしてください。
R10とR09の比較
トリム速度での安心感 – グライダーとの一体感、動き、フィードバック
R10-3ライン:R09より、より一体感がありセールの動きが少ないためコンパクト感があり、トータル的により安心感があります。フィードバックはとても従来のものと似通っているため、R09あるいは他の2009年コンペ機から乗り換えるパイロットはすぐに慣れるでしょう。
R10-2ライン:アスペクトがわずかに大きいため、よりスパン方向の動きがありセールとの一体感が少ない分、R09よりは少し神経を使います。ライン取り付け位置が2列しかないため、感覚は異質で一般的ではないので、慣れるのにより時間が必要となります。
bbHPP:非常に神経を使います:ピッチがより敏感でフィードバックも激しくアスペクトも大きいので常にコントロールを要求されます。
ハンドリング – ロールレスポンス、ブレーク圧、センタリングのしやすさ
R10-3ライン:失速しにくくブレークを深く使っても圧が抜ける傾向がないためサーマルでのハンドリングは良好。ブレーク反応はよりダイレクトでロールレスポンスも悪くなく強いリフトでのセンタリングは比較的容易。
R10-2ライン:ブレーク圧がより軽くロールレスポンスも良いので、我々が開発した中で最もハンドリングが良いコンペ機です。低速にトリムを設定した時の上昇は素晴らしく、失速傾向がないことから上昇効率は優れていmす。強い乱流コンディションでは、セールとの一体感が低下するのでコントロールに注意が必要です。
bbHPP:最も上昇効率に優れていますが、最も神経を使います。ロールレスポンスがあまり良くなくブレークレンジが非常に狭いためリッジ近辺の乱れたリフトでは非常に神経を使います。
ハーフアクセルでの安心感 – 乱気流中の動き
R10-3ライン:、乱流やブレークを深く使ったときに内圧の減少が少なく、非常に従来のグライダーに近い感じです。
R10-2ライン:ハーフアクセルでのピッチ安定が良く、アクセルをキープしたままで、Bライザーで直接迎核をコントロールすることができます。そのため総合的にはより安心感があり信頼感があります。
bbHPP:小迎角での翼型を保持するための剛性のある2次構造とBライザーによる直接コントロールのおかげで、乱気流中でも潰れない信頼感があります。しかし、よりハ-ドなフィードバックと過激なピッチのため安心感は最も少ないと言えます。
トリム速度での滑空性能 – 静大気中での純粋なトリム速度での滑空
これは、グライダー間で最も差がなかった項目です。比較テスト、つまり、実際に同時に横並びでフライトして性能を計算しました。結果に完全に納得するまで、何回も繰り返しテストを行いました。
40km/hで:
R10-3ライン:R09と比較して約1.3滑空比が優れています。
R10-2ライン:R09と比較して約1.7架空比が優れています。
ハーフアクセル以上での滑空性能
55km/hで
R10-3ライン:R09より約1.4滑空比が優れています。
R10-2ライン:R09より約1.8滑空比が優れています。2ラインテクノロジーでは、Bライザーを使って直接迎角をコントロールできるので、常にアクセルの踏みこみをコントロールすることなく乱気流中を高速を保ったままフライトすることが可能です。これは、一般的な3ライングライダーでアクティブフライトをするのに通常要求される減速/増速量ならびに不必要なピッチングの動きを減らすことができるので、トランジットの効率を大きく上げることにつながります。
乱流中の滑空性能 – 乱流を吸収しリフトに変換する能力
これは、グライダー間で最も差が大きかった項目です。このような条件では、R09および他の2009年コンペ機はもはや時代遅れといえます。
R10-3ライン:より効率よく乱流を吸収しリフトに変換します。
R10-2ライン:ラインの抵抗が少ない分さらに有利となります。
bbHPP:より剛性の高い構造で、きれいな翼型を保持することができ、最も優れています。
潰れ難さ – 正しいアクティブフライトをしている時の潰れ
R10-3ライン:新しい構造と翼型で、生来のつぶれ難さは改善されています。特にハーフアクセル時。
R102ライン:ダイレクトに迎角をコントロールできることと、さらに修正された翼型とAラインの取り付け位置がより翼型の後方に下げられていると言った長所があります。このため高速で乱流中では、リア―ライザーを使ってアクティブフライトすることでキャノピーは潰れ難くなります。
bbHPP:我々がこれまで作ったグライダーの中で最も潰れ難いXCグライダーです。
最高速度
R10-3ライン、R10-2ライン、bbHPP、R09の最高速度はほぼ同じでするが、実際のコンディションにおける潰れ難さとコントロール方法(Bライザーによる)が使えるR10-2ラインとbbHPPは高速を維持するのが容易。
立ち上げ挙動 – 扱いやすさ
R10の新しい構造により、グライダーの立ち上げ。特に無風から弱風時は素晴らしい。これは、そのようなコンディションでの立ち上げが難しい従来のコンペ機からの著しい改良です。