新記録:ラファがまたしてもやりました!!!
Published on:
19 Oct 2020
オゾンチームパイロットのラファエル・サラディニ(エンツオ3)は母国のブラジルで直線距離(宣言ゴール)の世界新記録を達成しました。彼のレポートです:
「10月15日―我々は毎日同じポイントを宣言してここに20日間居座っていますがそこそこの風と十分な湿気があったのはたったの2波でした。タシマは常に精神的な挑戦です。午前6:40にタシマ近郊の”エアロパスト(トーイングエリア)”から対地400mまでトーイングされました―2km風下に位置する昔の斜面から離陸していたリッジにやっと到達できる高度です。
予報はあまり良くなかったので、2つの主な目的をもって離陸しました:いくつかのショットを撮るためにチェイスカムを取り付けていたので、ラゴアノヴァの滑走路をチェックすることにしました。すこしばかりソアリングして7時ごろに大気中を予想もしていなかった11時間を超える旅を始めました。
ラゴアノヴァに到着する前に、ハードランディングした場合に驚くようなことが起きないように、振り子運動を起こしてチェイスカムをつかむ必要がありました。ラインをカットしてマウントをハーネスの中にしまいました。滑走路に到達したとき対地高度は250mで安全にランディングできるところを探しました。 しかし人生は時折予期しない驚きをもたらします。強いサイクルがそのまま雲底まで運んでくれ、私の考えはすっかり変わりました。できるだけ遠くに飛び、最終的に宣言ゴールの記録を破ることにしました。
2007年私が出した397kmの南アメリカ記録以来、単独で飛行することは全くありませんでした。チームフライトはブラジルの後背地を探索するための私のお気に入りの方法です。空と世界記録を友達と共有することは、私が今までに経験した中で最高の経験の1つです。しかし今回は別の方法で行うことにしました。一日中、再び単独で飛行することです。11時間以上深い静寂の中で瞑想します。大気の脈動との純粋なつながり。他に何も問題がないときは、現在の瞬間と次のサーマルだけです。
風は穏やかで、ブルーホールも多く、コンディションは素晴らしいものからは程遠いものでした。それを穴埋めする唯一の方法は、常にアクセルを全開して攻撃的な態度であり、チームが飛行するときよりもはるかに早い着陸するリスクに自分自身をさらすことでした。午後3:30までは上手くいきました。それ以降空はブルーに変わり、早く正確にナビゲートすることが非常に難しくなりました。
午後遅く、すでに疲れてくるとチームフライトが違いを生みます。特に空がブルーの時には。最後の2時間でいくつかのミスを犯し貴重なキロメーターを無駄にしてしまいました。しかしながら、530kmを宣言して飛行し、最終的に555kmに到達し、セアラの中心部の汚れた道路に着陸してなんとか宣言ゴールによる直線距離の世界記録を破ることが出来ました。現時点での記録は2019年にギ・アンダーソンとハリー・ブロクサムによる510.8kmです。FAIが 承認するかどうか見てみましょう。
確かに、それは私が人生で一人で経験した中で最高のパラグライダー体験でした。本当にうれしいです!!!555kmはパラグライディングの歴史で3番目に長いフライトです。現在の直線飛行世界記録は582km(トーイングによる)で2番目は564km(足で離陸)です。両方とも我々のチームによるもので 、それらの仲間になれることを私は本当に本当に本当に感謝しかつ光栄に思っています。」
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ラファおめでとう。オゾンチーム全員から祝福します。