

2016オゾン・シャーブル・オープン
Published on:
12 Jul 2016
17か国から128人のパイロットが参加した第11回オゾン・シャーブル・オープンは6日間のフライトをこなし終了しました。シャーブル・ヴォル・リーブルチームのレポートです:
「総合の表彰台を分かち合ったカルマン、グラント・オズランド、フレデリック・アングリマーおめでとう。木曜日にこれまでで最も長いシャーブルからショルジへの66.25kmのエラプスタイムタスクをセットし41人がゴールしました。最終日には朝方雨で明けましたが、何とか午後遅くにさんさんと輝く太陽のもとブック(セデロン)からララーニュへの33kmタスクを成功させることが出来ました。
今年のクラスはアスペクトとENクラスの組み合わせで決定しました。これまでのリクレーション、スポーツ、Xクラス、ルーキーおよび女子に新たにファンクラス(EN-B以下でアスペクトが5.2未満)が追加されました。
FAIXCパラグライディング世界チャンピオンで新しいFAI世界記録保持者、そしてオゾンテストパイロットでもあるオノラン・アマーがLM6で最後の2タスクに我々と一緒に飛びました。遠慮がちではありますが、シリアル機でどんなことが出来るかの素晴らしく刺激的なデモンストレーションを見せてくれました。彼は我々の誰よりもサーマルで上げ、ぶっちぎりのフライトをしました。当然ですが!金曜の午前、コンペでの戦術、高性能を出すフライトやグライダーのハンドリングについての多くの質問に答えていました。
最後のタスクが遅く終了したにも関わらず、オゾングライダーを獲得できる有名になった抽選がこれまでに増して盛り上がりました。今年の幸運な受賞者は、ちょうど古くなったグライダーを交換しようと考えていたイギリス在住のロシア人のナタリー・ショウトヴァになりました。また抽選の賞品を気前よく提供してくれたクロスカントリー・マガジンにもお礼を言います。
今年の大会は、大会の最初のタスクとなるはずであった月曜日にスイスパイロットのゴーダン・ヴォシッキーの死亡事故で悲しい影を落としました。即刻タスクはキャンセルされました。コンディションは弱い南風で普通のサーマルコンディションと言った穏やかなものでした。目撃者によれば彼はフロントコラプスの後スパイラルに入り山の北側の森に突っ込みました。レスキューは開傘していませんでした。ほかの誰も巻き込まれはしませんでした。その事故により全ての選手と主催スタッフは深く衝撃を受けました。翌日は”安全日”と指定され、パイロットはそれぞれのやり方でゴーダンをしのぶために休息することになりました。何人かはフライトし(練習タスクが組まれ数人がゴールしました)。何人かは大会委員長のジョッキー・サンダーソンによる安全及びSIVに関するセミナーに参加しました。
水曜日は強風のためララーニュでは公式なタスクは行われず、多くのパイロットは近くのエリア、サン・ヴァンサンやサン・ジャン・モンクレールにフリーフライトに出かけました。多数がサンタンドレ・レ・ザルプへ飛びました。
表彰式でまたゴーダンのことを思いやり、そしてジョッキーは大会中の選手の尊敬の念に満ちた振る舞いを称賛しました。」
全成績はここで。