

スーパーファイナル2016-ブラジル、ヴァラダレス
Published on:
29 Jan 2017
ブラジルはヴァラダレスの緑の丘での2016スーパーファイナルは終了しました。
ゴヴェルナド・ヴァラダレスは安定したコンディションで、10日間の大会で10本のレースを成立させました。
我々のEN-Dグライダーであるゼノはこの大会で10タスクの内6本で勝利し強く印象付けました。チームパイロットで元スーパーファイナル優勝者のシャルル・カゾーがゼノに乗り総合3位になりました。
我々のお抱えの忍者である福岡聖子は、スタートで躓きましたが大会後半に調子を上げニコル・フェデレ(2位)、ローリー・ジェノヴェーゼ(3位)を抑え女子優勝に輝きました。みなゼノに乗っていました。
全ての選手ならびに総合優勝したアーロン・ドロガティを祝福します。
この大会を閉めるにあたってオゾンチームパイロットであるコディ・ミッタンクによるブラジルからのレポートです(コディありがとう!)
「何とクレージーなファイナルであったことか。強風、雨、どでかい影そして大きな雲の吸い上げ。出だしはテイクオフで斜面と平行に25kmの横風が吹いていた。断続的なサーマルが両方の斜面から上がっており、どちらにテイクオフしたとしてもすぐにリーサイドにいるように感じられた。週末の観客はあらゆるテイクオフの失敗やグライダーが空中で暴れまわるのにくぎ付けとなった。
何とかスタートシリンダーへ向けて向かい風の中を進んだ。最初のターンポイントを取り、川を越えて風に向かって進むと第2および第3ターンポイントのコース上に雨が降ってすっかりと影になってしまっているのが見えた。ガーグルは失速した。我々は弱いリフトの中でどこにも行けずに45分間のたうち回った。ちょうど私が本物の男と女として運命を受け入れ影に向かって突っ込もうかと考えた時雲の隙間から太陽の光が差し込み始めた。雲が消えるとレースはこの1週間見たこともないようなレベルに達した。最後のターンポイントを取ると選手は強大な発達する雲に吸い込まれていった。ESSまでずっとフルアクセルであった!
この大会のことを思い出すときゴールからの長く熱いバスでの戻りそしてアウトランしてガーグルが上空を通過してゆくのを見上げる時にのみ感じられる本当にがっかりする感覚をもっともらしく説明することだろう。些細なことは簡単に忘れてしまうが、最も興味のある事柄は忘れられないように記憶に焼き付けられる。世界のトップパイロットらと一緒に同じ空を飛ぶことは何と名誉なことか。これほど多くの文化と言語のバリアーを超えて強い友情の絆が生まれるこれほど激しいスポーツはそう多くはない。お金が絡んでいないとすれば結局は純粋に情熱と個人的達成感なのであろう。」
あなた方がスーパーファイナル2016を楽しんだことと思います。2017年シーズンは5月20日に始まります。PWCからのさらなるニュースをインスタグラムとフェースブックで追いかけてください。
全成績は:www.pwca.org
ではまたチーム全員より!
ビデオ:オゾンチームパイロットのヤッセン・サヴォイとガーグルでサンバ