

マントラM2がDHVフライトテストをパス!
Published on:
02 Oct 2006
1年間にわたるテストを重ね、「マントラM2」があらゆる点において、原型となった「マントラ」より優れていることに喜んでいます。最も大きく異なることの一つはラインの抵抗を33%軽減したことで、それは原型の「マントラ」より「マントラM2」のライン全長が90m少なくなったことに起因します。M2は新しい超効率・低抵抗翼型を採用した、真の3ラインデザインです。以下にデザイナーでテストパイロットでもあるダヴィッド・ダゴーのコメントを掲載します:
DHV2-3クラスのグライダーの中で、最もハンドリングが良く安心感のある翼、と好評を博した「マントラ」の成功を受け、我々の使命は原型の「マントラ」の卓越した感触を維持しつつ、3ラインデザインのオープンクラスグライダーである「マントラリサーチ」のテストを通して蓄積した性能¥のアドバンテージを融合させることでした。
「M2」は真の3ラインデザインで、2003年のクロスアルプス以来、開発を続けてきたいくつかのプロタイプの完成形です。我々は今日、このコンセプトを採用できるだけのしっかりとした基盤を築くことが出来ました。それは性能¥の飛躍的前進ですが、一般フライヤーにも飛んでもらえるものと確信しています。3ラインコンセプトにおけるかなめは、ラインプランを新しくすることと重くて複雑にせずに効率の良いダイアゴナルシステムを完成させることでした。
最終的に90mのライン減は抵抗面積の33%減になります。
元の「マントラ」のアスペクトは既に6.0と大きいものであったので、それを6.22と僅かに大きくするだけに抑えました。我々はこのアスペクトを大きくし過ぎることを望みませんでしたし必要としてもいませんでした。なぜなら、そうすることによりフィーリングと安全を犠牲にする可能¥性があり、またラインの抵抗を大幅に減少させた設計でもあったからです。我々はフィーリング、快適性、安全性等のトータルバランスを考えると、いくつかの2−3クラスのグライダーのようにアスペクトを大きくし過ぎるより、抵抗を減らすことで性能¥をアップさせるほうがより良く効率的であると感じたのです。
「M2」は乱気流中での効率および向かい風でのぺネトレーションを考慮して、全く新しい翼型を採用しました。この翼型により翼面積を0.5