マグマックスXはマグマックス３の強化進化版です。軽量トライクユニット用に特別に開発された多用途の翼でありながら、足で離陸するパラモーターとしての完全な互換性も備えています。

新しい特徴

マグマックス３と同様に、そのデザインはマグナム４から派生したもので、同じハンドリング、安全機能、そして全体的に高い性能を継承しています。ただし、マグマックスＸは強化されたラインセットを採用しており、トライクでの飛行中に発生する増加する構造的な負荷に耐えられるように設計されています。

パイロット

マグマックスＸは主に、重い飛行重量でトライクまたは足で離陸するプロのパイロット向けに設計されています。

テクノロジー

長年にわたる翼型研究の結果、マグナム４、マグマックス３、マグマックスＸの翼型は、剛性と柔軟性、効率と減衰の優れたバランスを実現しました。
アスペクト比5.45により、効率と性能が向上しました。
この高効率翼型により、パイロットとパッセンジャーは、かつてないほど短い地上滑走で素早く空中に浮遊できます。
前縁部の二重3Dシェーピングにより、効率がさらに向上しました。
後縁部のパネルシェーピングにより、ブレークのフィーリングが向上し、卓越したハンドリングを実現しました。
後翼弦のダイアゴナルと内部構造により、乱流時の変形が軽減され、より快適な機体となっています。
マグマックスＸは、広範囲にわたるリブ補強によりバイアス方向の変形を軽減することにより当社がこれまでに製造した中で最も耐久性の高いタンデム翼で、我々が知る限り最高の価値（タンデム翼の中で最も低い飛行コスト）を実現しています。
ウィングレットにより、アーチを深くすることでキャノピーの張力を高め、よりシャープなハンドリングを実現しながら、クルーの快適性にとって重要な要素であるロール安定性を維持します。
新しい翼端折りシステムはスプレッダーから独立しており、大きな翼端折りを簡単な入力とプッシュボタン式開放で可能にしています。

認証

この翼はDGACの要求基準を満たし、EN 926-1規格に準拠した荷重試験を受けています。
EN規格に基づき、最大飛行重量300kgで８Ｇの荷重試験と認証を受けたマグマックスＸのラインセットは、トライク飛行に伴う高い翼面荷重に対応するよう特別に最適化されています。この安全マージンの向上により、運用上の信頼性が向上し、長期的な耐久性が向上し、長期間の使用後でも高い耐荷重性能を維持します。

飛行中

マグマックスＸは、当社がこれまでに製造したタンデム機の中で最も短い地上滑走を実現し、非常に素直で安定した離陸特性を実現しています。パイロットとパッセンジャーの両方が素早く離陸でき、リフレックスの大きい翼型を持つトライク専用機に比べて大変優れています。高性能翼型により、優れた滑空比と沈下率を実現し、効率性の向上と燃費の低減を実現します。
マグマックスＸは、全速度域において、高レベルのピッチとロール安定性を維持しながら、機敏で楽なハンドリングをもたらします。寛容な飛行挙動は着陸フェーズへとシームレスに移行し、正確なピッチ制御と強力なフレア性能により、常にスムーズでコントロールされた着陸を可能にします。