ヴァイパー3は、このスポーツに全く新しいレベルの性能をもたらした、特許取得のオゾンシャークノーズ技術を含むいくつかの重要な革新的特徴を備えた全く新しいデザインです。ベアリング入りプーリーを使用し新しくデザインされたライザー、そして新しい翼端操縦システムと言ったいくつかの大きな改良と技術革新を追加して速度、効率そして正確さを提供します。
ヴァイパー3は、特に上級パイロット向けにデザインされた最高水準のコンペ機です。新しい高性能シャークノーズ翼型はこれまでにPPGデザインに取り入れてきた中でも最も高効率の翼型です。世界選手権を含む2014年の一連の大会において勝利したオゾンチームパイロットのアレックス・マテオはエコノミータスクで他を圧倒してこの新型グライダーの高効率を実証しました。
3ラインデザイン、コンペライン、新しい翼型のおかげでヴァイパー3は非常に高い効率を実現しています。サーマル条件での挙動は、素晴らしい上昇性能および滑空性能、適切なフィードバックをパイロットに伝達する漸進的で直観的なハンドリングでフリーフライト用グライダーと非常に似通っています。
このグライダーは驚くほど高効率ですがスピードもとても速いものです。ヴァイパー3のスピードは容易に使えるもので水平飛行するために大きなエンジンを使用する必要はありません―ヴァイパー3は最高速度でも素晴らしい滑空性能を保持します。新しくベアリング入りプーリーをBライザーに装備したライザーにより加速はとてもスムースでプレッシャーも軽くなっています。
ハンドリングは自然で直観的に切り込んでターンしますがヴァイパー3はスラローム用モデルではなく、その主目的はオールラウンドな性能フライトです。高効率、リフトで容易に上昇できる性能、大いなるXC性能を持っているグライダーを望んでいる非常に経験豊富なPPGパイロット向けの高アスペクトデザインです。トレーニングや中級パイロットには全く適していません。ヴァイパー3は体重移動およびアクティブフライトがし易いハングポイントの低いハーネスを使用することを推奨します。もっと進歩した両刀使いのグライダーを探している経験豊富なフリーフライトパイロットもまたヴァイパー3を楽しんでいただけます。
ヴァイパー3の新しいチップステアリングシステムはシンプルですっきりしていて使い易いものです。ミニトグルは2個のボールの間に取り付けられたフレキシブルなプラスチックチューブに置き換えられています。これを作動させるとチップステアリングラインはライザーに固定されてはいますがチューブのなかを自由に移動します。したがってこれまでのものの様に散乱したりラインの端末が絡まったりすることはありません。新しいシステムは加速時により効率的でこれまでのものより正確な操縦により適したものとなっています。
ヴァイパーシリーズの戦歴:
- 2005 – 世界チャンピオン、マシュー・ルアネ
- 2006 – ヨーロッパチャンピオン、マシュー・ルアネ
- 2007 – 副世界チャンピオン、マシュー・ルアネ
- 2009 – ワールドエアゲームズ、1,2,3位、マシュー・ルアネ、ローラン・サリナス、アレックス・マテオ
- 2006 – 2009 フランスチャンピオン、マシュー・ルアネ
- 2010, 2012 – 2014 フランスチャンピオン、アレックス・マテオ
- 2012 – 副世界チャンピオン、アレックス・マテオ
- 2013 – 副世界スラロームチンピオン、アレックス・マテオ
- 2014 – イギリス選手権1位、アレックス・マテオ(ヴァイパー3 20)
- 2014 – フランス選手権1位、アレックス・マテオ(ヴァイパー3 20)
- 2014 – 世界チャンピオン、アレックス・マテオ(ヴァイパー3 20)
- その他フライゲームズ、パラバチック、エル・イエルモ・フリスタイル・フェスティバルと言ったフリースタイルやプレシジョン大会、多くの国内選手権