製品情報
In expectation of the arrival of the next model, the FIREFLY 3 is currently not being produced. We will post news of the new version which will arrive in early 2020.
ファイアフライ3はファイアフライシリーズのコンセプト、簡潔な理念:究極の安定性のあるスピードグライダーに高性能を持たせると言うことを根本理念とする、に基づいて完成されています。 最初のファイアフライは、アスペクトの小さいスピードフライングとスピードグライディングのハイブリッド翼に適合するようにチューニングされた高性能プロジェクト(HPP)翼型を採用していました。ファイアフライ3もそのサイズとアスペクトにとっては高い安定性と良好な滑空性能を持たせると言うこのトレンドを継承しています。
ファイアフライ3の改良はあらゆる要素に渡りました。特に立ち上げ、ハンドリングそして安定性を重要視しました。先代同様、ファイアフライ3の立ち上げはイージですが軽くなったキャノピー(キャノピー下面のクロスを先代のN30Dから軽量かつ耐久性に優れるN20Dに変更)により一段と改善されています。この軽量化により立ち上げ特性が改善されただけではなく飛行中の慣性力も軽減されよりきびきびと俊敏なフィーリングが得られています。強風下でもオーバーシュートするような傾向は無く、コントロールもグランドハンドリングも大変しやすくなっています。
さらなる改良はライザーに施され、トリマーの位置をブレークを持った状態でも簡単に操作できるように変更しています。
パイロットからの要望で新たに大きいサイズを追加しました。18mサイズは最大飛行重量120kgまでで大きな男子(あるいは女子)にも対応します。高い翼面荷重でもロール安定は素晴らしくフレアーも見事です。
新しいエアーインテークは加速時の内圧を高め、潰れ難くハンドリングも改善しています。新しいリーディングエッジ補強は、あらゆる迎角においてリーディングエッジの形状を損なうことなく、このセールの重要な部分の摩耗を軽減してくれます。
最後に新しいティップアーチは、スピードパイロットにとって極めて重要なテーマであるロール挙動を改善しています。地面近くを切り裂いてフライトする際には思い通りの漸進的なロール挙動が重要で、ファイアフライ3の漸進的な感覚は飛行重量にかかわらず一定です。
ファイアフライシリーズの歴史においてファイアフライ3の進歩的な翼型は高いピッチ安定およびこのクラスとしては素晴らしい性能に理想的であることが実証され、低いアスペクトと長いコードは受動的安全性と安定性に寄与しています。ミニグライダー市場で一般的な高アスペクトのデザインに固有な安定性を犠牲にすることなく、ミニグライダーでフライトするスリルを経験したいと考えているパイロットにとってファイアフライ3は素晴らしい選択肢であり続けています。
ファイアフライ3の性能の一部は進化した抵抗を軽減するラインレイアウトによるものです。これは安全性を犠牲ににすることなく得られる”無償”の性能アップと言えます。
オゾンでは、ミニグライダーおよびスピードグライダーの最重要項目は安全であると考えています。高い翼面荷重が自動的に高い安定性を意味するわけではありません。我々はより小さいグライダーを送り出す際には、飛ぶのが楽しくても初中級レベル以上のパラグライダーパイロットに適したレベルの受動的安全性を確保しているかどうかに最新の注意を払ってきました。