スピードフライイング及びスピードライディング用の翼が進化するようにパイロットの技術、経験そして練習方法も進化してきました。ラピドはタイトな切れ込むようなターン、低高度でのバレルロール、長いスウープの限界を押し広げているパイロットを対象とした新しいデザインです。フェイザーシリーズと比べわずかに大きいアスペクトとよりダイナミックで俊敏な操縦特性を持つラピドは、特に経験豊富なスピードフライトをするパイロット向けにデザインされています。より広い滑空比、より速いトリムスピード、より広いアクセルレンジによりオゾンの他のスピードグライダーとは一線を隔すものとなっています。

特徴（フェイザーシリーズと比較して）：

• 広くなったトリムレンジ
• より速いトップスピード
• 大迎角でのより高い効率（より良い滑空比）
• トリマーを下げた時のより小さい迎角
• よりダイナミックで反応の良い操縦性
• 一層大きなスウープ性能

「ラピドは、フェイザーシリーズとは全く異なった生き物だ。効率はより良いが、同時にもっと急角度でのフライトが可能だ。スウープ性能はクレージーで、高度を失わずにバレルロールが出来る。これは信じられないくらいダイナミックでエキサイティングなグライダーだ。市場に出回っている他の上級グライダーと比較してラピドは、よりダイレクトな操縦性、よりコンパクトな感じ、そしてブレークはよりしっかりとして敏感だ。」

―ケイド・パーマー、オゾンチームパイロット 

「このグライダーはフェイザーシリーズからの著しいステップアップで私はトリマーレンジが気に入っている―より小さいアスペクトのグライダーで出来るよりずっとフラットでも急峻な地面でもすごいスピードでフライトすることが出来る。総合的ハンドリングがより上級向けになってはいるがこのグライダーの可能性はとてつもない・」

―マラッキ・テンプルトン、オゾンチームパイロット

ラピドは、経験豊富なスピードフライイング及びスピードライディングパイロットのみを対象としており、初心者やスピードフライイング、スピードライディングあるいはパラグライディングでの経験の浅いパイロットには適していません。

ラピドはアクティブな操縦が要求されます：一般的にスピードグライダーの翼面荷重は安定性に寄与しますが、ラピドは活発な大気中でグライダーを効果的に操縦できる経験豊富なパイロットのみを対象としています。パラグライダーの経験のないスカイダイバーあるいは飛行時間の多くないパラグライダーパイロットは、活発な大気中で安全にラピドをコントロールするだけの技術も経験もあるとは言えません。このパラグライダーのエキサイティングな種目を始めようとするパイロットにはフェイザーシリーズがより適した選択肢となります。